革財布のカスタム(2)実践編(トラッカーミニウォレット)
革財布の醍醐味のひとつ、カスタムってどんなモノ?
前回はオンライン担当が自分のトラッカーミニ財布で挑戦するにあたり、どんなカスタムがあるのかをお伝えしました。
おさらい
「せっかくトラッカーウォレットだしかっこいいウォレットチェーン付けたい」
「かわいいチャームを付けたい」
「ストラップを取り付けたい」
というご要望に応えるには、とにかくご希望の位置にハトメ穴加工+リングを取り付けること。ポンチで革に穴を開け、穴の周囲ぐるっと保護する金具を取り付けることで、穴の強度が上がり様々なものを取り付けられるようになります。
それでは、早速b3Labo上野本店でカスタムをお願いしてみましょう。
お財布カスタムの依頼
まずはお店のスタッフに希望を伝えます。
「首から下げたり、下の方でウォレットコードとつなぎたいです! 大きいホンモノのトラッカーズウォレットみたいに」
スタッフ「それでは①②、そして③の3か所のハトメ穴加工ですね!」
スタッフ「③の位置に開けてほしいって方、私は初めてです(笑)」
ぜひやってみたいので!とお願いして、挑戦していただきました。
そしてこんなふうに仕上がりました。
ここまで加工されていれば、あとは好きなオプションをつけ放題です!
向かって右下の小判カン(楕円形の金具)が付いたことで、ぐぐっとトラッカーウォレット感が高まります。
お財布カスタム中の様子
上野本店は、特にベルトなどのカスタム依頼が多いお店です。
スタッフも無茶振りには慣れたもの。
まずは黒いミニ財布から
ハトメのサイズと場所を確認して、ぐりぐり押して穴の場所をマークします。
マークした位置にポンチで穴を開けるのですが、ここは革が重なっている場所。
下敷きにしているゴム板のヘリを利用して何とか穴を開けてもらいました。
ここまで来れば余裕のハトメ取り付けです。
あとは通常のカスタム依頼!
難なく完了です!
今度は赤いお財布
続いて、一緒に訪れた工房の女性職人のトラッカーミニ財布(赤)もカスタム。
工房の仕事では厳しく基準を定め、その通り決まった形を量産します。
普段はその先、実店舗で行われているカスタムを見ることが無いので貴重な機会でした!
工房の職人はスピードと生産数を意識して黙々と「作る」のに特化していますが、店舗のスタッフの「カスタム」はお客様の前で行うパフォーマンスの側面もあり、まったく種類の違うスピード感。
世界に1つのオリジナルカスタム
長々とお伝えしてまいりましたが、楽しんでいただけたでしょうか?
店舗での実際のカスタムはスタッフが手際良く行いますので、目の前で魔法みたいにオーダー通りに完成する喜びがありました。
なおコインポケットの端っこをハトメ加工で狭めてしまわないか?と心配されるかもしれませんが、大丈夫です!
写真の通り、ファスナーを開けた際に引き手が来る方なので、どのみちそのあたりにコインがあっても見えづらいのです。
翌日には早速斜めがけにして、普段やらない自撮りをしてしまうほど満足です!!
上野店のスタッフの皆様、ありがとうございました!
カスタムに登場した「JEANS トラッカーミニ財布」
男性・女性どちらも使えて、歴史があって、昔からたくさんの人がカスタムを楽しみながら生活の中で使ってきた小さなトラッカーウォレット。店舗だけでなく、オンラインストアでもカスタムをお受けしております。