b3Laboで商品をお買い上げ頂いたときに、アテンションカードや口頭でこうお伝えしています。
「白っぽく乾燥してきましたら、お手入れが必要なサインです。
お持ち込みいただいたらクリームメンテナンスもさせていただきます!」
革の乾燥とは?
白っぽく乾いてるってどういう状態???
だいたい、放っておいても合皮みたいに千切れたり割れたりはしないんでしょ?
だって革は丈夫って言うじゃない?
そう思われるかもしれませんが、半分は合ってて半分は違います。
革は「生き(てた)物」。
牛として生きてた頃はからだ内部から水分も油分も補充されてましたが、革になってしまったらそれは無いのです。
だから、どんなに「オイルたっぷり系の革だからお手入れの頻度少なくて、最初の革小物におすすめですよ!」と謳っていても、お手入れが全然要らないわけではないのです。
あんまりにカラカラになると縫い糸だけを残して割れるし、千切れます。
こうなってから修理に持ってきていただいても、残念ながら全とっかえでお高くなってしまいます……なんなら、新しいものを購入されるほうがお安く済むこともあります。
だから、乾燥のサインに気づいて、必要なだけ外からクリームで補って上げる必要があります。
これは、お手入れあまりいらない系オイルたっぷりイタリーレザー代表選手ともいえる、Pueblo。
b3Laboでも大人気の、しゃれた革です。
もともとのスクラッチ模様がありますが、薄めの赤色ですし、白っぽくはないですね。
ところが乾燥している方は、拡大するとおわかりになると思います。
これが「白っぽく乾燥している」状態です!
乾燥に弱い子どもさんの、粉吹いてる状態みたいでかわいそうです。
皮革用クリームでお手入れしよう
https://b3labo.jp/?pid=155286399
b3Laboでおすすめしているのは、靴のケア剤で超有名なコロンブスさんの「コンディショニングクリーム」。b3Laboの店頭では「緑色のやつ!」と仰っていただければ間違いないです。
お手持ちのバーム状のオイルもOK!なのですが、どうせならゲル状のクリームで水分も一緒に補ってあげると安心です。いきなりオイルを入れすぎてしまう危険も回避できます。吸い込まれたオイルは抜けませんので、行き過ぎたしっとりレザーになってしまうと悲しいですものね。
付属のクロスの清潔な面に少量とって、くるくると塗り拡げます。
特に乾燥しているな、と感じていた部分には気持ち重点的に。
しばらく置いて、仕上げ拭き。
どうでしょう。
白い毛羽立ち感がなくなってほどよくツヤツヤになりました。
もうちょっと足しても良いかな?と感じますが、数日置くなどして革のキャパと相談しながらちょっとずつ足してあげるといいと思います。
後日談……
「数日後、もう一回軽くお手入れするかな?」
と思っておりましたが、結局何もしておりません。
しばらくはあれで十分でございました。
あんまりオイルを入れすぎると、革の寿命を縮めてしまいますので、よほどのSOS状態でない限り、様子を見ながら進めていただくのをおすすめします!
乾燥といえば冬のイメージですが、オフィスで働いている方などは年中気をつけてみても良いかもしれません!
失敗の少ないコロンブスさんのコンディショニングクリーム、大変おすすめです。